1000人ぐらいの本当のファン及びサポーター

ケヴィン・ケリーさんが「千人の忠実なファン」の改訂版を書かれたようです。

 

The Technium: 1,000 True Fans
http://kk.org/thetechnium/1000-true-fans/

 

 

僕にとって、ケヴィン・ケリーの翻訳といえば堺屋七左衛門さんです。 

 

千人の忠実なファン(改訂版): 七左衛門のメモ帳
http://memo7.sblo.jp/article/178840050.html

 

 

僕はこの「千人の忠実なファン」というエントリが好きで、なんども読んでいます。

 

要するに、インターネットが発達した現在では、クリエイティブな人は1000人ぐらいファンがついたら、そこからの収入で生きていけるようになりますよ、という話です。

 

この「忠実なファン」は、英語では「True Fans」です。僕の感覚だと、忠実という表現はちょっとニュアンスが違う気がして、シンプルに「本当の」ファンというふうに解釈しています。

 

この考え方から発展して、僕は、自分自身が1000人のファン(あるいはサポーター)になることも、同時に重要だと思っていて、また、相互ファン(あるいはサポーター)になることが、より理想的だと思っています。

 

その主体が個人でなくて、企業でも良いと思いますが、企業でなければならない理由は、少しずつ減ってくるのではないか、とも思います。まあ少しずつだと思いますけど。

 

「本当の」1000人のファンとは、片道通行の関係ではないと思うんですよね。お互いがお互いを認知した上の関係だと思うのです。名もなき一消費者ではなくて。

 

今までは、インターネットがある時代から比べると、とんでもなく不便な時代だったので、仕方なく、いろいろ間にはさんで非効率で、人間味の薄いやりかたをベースに社会を発展させてきたと思うのですが、インターネットがある時代なら、そういうものがなくても、豊かな社会が作れるようになってきていると思います。

 

ペーパーレスのようにそれを推し進めていくのが良いと思います。ペーパーレスと同じように一筋縄ではいかないと思うし、「紙とハンコの時代の方が確実で便利」と感じられる時がゼロになる日はこないとも思いますけれども。それを補ってあまりある便利さが感じられる日はくると思っています。

 

もし、相互ファン(サポーター)の関係性の中で生きていけるようになれば、それは、新しい独立社会の誕生といえるのではないかと思います。